眼鏡をつくるとき、「度数が強すぎると目に悪い」という話を聞いたことはありませんか?

これは「過矯正」と呼ばれ、本来の目の状態に対して必要以上に強い度数のレンズを使ってしまうことを指します。

確かに、無理な度数はピント調節に負担をかけたり、眼精疲労や頭痛を招いたりとデメリットもあります。

しかし、実は“例外的に”あえて過矯正にするケースもあるんです。

「原則」を知ったうえで、例外に対応するということ

基本的には、度数は用途や目的距離に応じて“ちょうどよく”見える範囲で最小限に抑えるのがベスト。

けれど、長年過矯正の眼鏡をかけてきた人が、突然適正な度数に変えると、視界のギャップに目がついていかず、かえって見づらく感じてしまうこともあります。

こうした場合、完全な適正度数にせず、少し強めに設定することで、「慣れ」と「快適さ」のバランスを取ることができます。

暗い場所での使用が多い方にも

夜間運転など、暗い環境で使用する眼鏡は、明るい場所で測定した度数では「なんとなく物足りない」ことも。

明るさによって視力は微妙に変化するため、暗所での見やすさを重視する場合には、あえて少し強めに設定することも選択肢になります。

一律ではなく、「あなたの目」に合わせて

「原則を守る」だけでなく、「原則を理解したうえで、必要な柔軟さを持つ」。

それが、まどかの視界づくりのスタンスです。

目の使い方、生活スタイル、慣れ…

すべてを踏まえて最適な度数を考えるからこそ、本当に“使いやすい”眼鏡ができます。

「なんか最近見づらい…」「以前の度数が良かったかも…」

そんなお悩みがある方も、どうぞお気軽にご相談くださいね。