T様は物が2重に見えて運転が怖いということで来店されました。

当初は病気を疑い医師にも診てもらったのですが、MRIなどの精密検査をしたにもかかわらず診断の結果は異常無しとなりました。

それでも症状を訴えたそうですが、なかなか取り合ってもらえなかったとのこと。

多くの方はこの時点で諦めてしまうのですが、T様はインターネットを活用しご自身で色々と調べられ、わずかな可能性に期待して当店に辿り着いたそうです。

お医者様でも原因がわからないということで、どこまでお力になれるか不安はあったのですが、結果としては両眼視検査で目の緊張を緩めて測定した度数でお困りの複視は解消することが出来ました。

今回は以下のような理由から両目で見た際の融像(頭の中で左右の目から入った映像を合体させること)が上手くいってなかったのではないかと思います。

  • 加齢により融像する力が衰えていること(私の2倍以上の人生経験を持つ大先輩でした)
  • 乱視が強めであったこと

ただ、T様は白内障の手術をされてから日が浅いということで、改めて目の状態が安定してから検査して作ることになりました。

以前の記事(セカンドオピニオンの重要性)でも書きましたが、第三者の見解を聞くという行動に出ることが状況の改善に繋がることもあります。

誰にも理解されない苦しみは辛いものですが、他の可能性を探ることを諦めないでもらえればと思います。

諦めてしまったら可能性は0になってしまうのです。

この記事を書いた人

眼鏡処まどか 店主

視力検査では異常がないのに見えづらい、疲れる。そういう方のための検査を専門にしています。

2015年に両眼視機能検査の勉強と実践を始め、2019年(令和元年)に八王子で開業しました。ドイツ式のポラテストをベースに、一部米国式の測定法を取り入れています。

検査にかける時間は1時間が目安です。じっくりお話を伺う必要がある方や、見え方に繊細な感覚をお持ちの方は2〜3時間かかることもあり、度数が安定しない方には日を分けて数回に分けて測定することもあります。

開業以来、延べ2,000人以上。八王子だけでなく、日野市・相模原市、遠方では宮城県からもお越しいただいています。