「視力検査では毎回『問題なし』って言われるんだけど、どうもスッキリしない…」

「デスクワークはそれほど疲れないのに、運転になるとやけに目がつらくなる」

「プロジェクターの資料の文字が微妙にダブって見えて、集中できない」

そんな不思議な見づらさを長年抱えていらっしゃる方はいませんか?先日まどかにお越しのお客様も、まさにそんな悩みをお持ちでした。精密検査の結果、原因は「内斜位」による6プリズムの視線のズレであることが判明。プリズムレンズを処方したところ、長年の不快感が解消されました。

今回はその事例をもとに、内斜位の特徴と見つけ方を詳しくご紹介します。

「デスクワークは平気なのに運転がつらい」不思議な症状の謎

今回ご紹介するお客様は30代の会社員の方。健康診断の視力検査では毎回1.0以上出ていたため「目は良いはず」と思っていらっしゃいましたが、こんな不思議な症状にずっと悩まされていました。

このお客様の症状

💻 デスクワーク・読書

それほど疲れない。比較的快適に続けられる。

🚗 運転中

遠くの看板・標識がダブって見える。目の奥が重だるい。長距離後は頭痛まで起きる。

🙎

お客様

「運転がこんなにつらいのに、パソコン作業は平気なんて変ですよね?家族にも『気のせいじゃない?』と言われて…でも確実に何かあるんです」

👓

まどか

「気のせいではないと思いますよ。デスクワークは平気で運転がつらいのは、内斜位の典型的なパターンです。詳しく検査させてください」

この「距離によって変わる見づらさ」は、一般的な片目ずつの視力検査では見つかりません。両目のチームワークや視線のズレまでは確認できないためです。「視力は良いから大丈夫」と言われ続けた方が、実は両眼視機能に問題を抱えているケースは少なくありません。

精密検査で判明! 内斜位のメカニズム

眼鏡処まどかで両眼視機能検査を実施した結果、このお客様の見づらさの原因は「内斜位(ないしゃい)」と判明しました。

内斜位とは?

両目の視線が内側(鼻側)にズレやすい状態のこと。目を閉じているときや疲れているときに視線が内に向きます。程度の差はあれ誰にでもある「斜位」の一種ですが、大きくズレると視線を合わせ続けるために筋肉が酷使されます。

なぜ近くは楽で、遠くがつらいのか

近くを見るとき

目を内側に寄せる(寄り目)

内斜位の方は視線が内側に向きやすいため、近くを見る「寄り目」状態がリラックスゾーン。外眼筋への余分な負担は少なめです。

→ 疲れにくい ✅

 

遠くを見るとき

目を外側に開く力が必要

遠くを見るには目を外向きに開く必要があります。内側に引っ張られる力に逆らい続けなければならず、弱い筋肉が常に頑張り続ける状態になります。

→ 非常に疲れやすい ⚠️

内向きにズレた眼球を外向きに動かす筋肉は、逆方向の筋肉と比べて力が弱い構造です。内斜位の方は、この弱い筋肉で遠くを見るたびに無意識に頑張り続けている状態。それが疲労・ダブり・頭痛の根本原因です。

6プリズムという大きなズレが判明

眼鏡処まどかでは、以下の詳細な両眼視機能検査を行いました。

検査名確認できること
カバーテスト片目を隠したときの視線のズレを直接観察
眼位測定マドックスロッド・偏光フィルターによるズレの定量化
遠方・近方両方での測定距離による症状の変化を確認

測定の結果、このお客様には6プリズムの内斜位があることが判明。内斜位としてはかなり大きなズレで、遠距離では相当な負担がかかっていたと推測されます。

プリズムを入れた試験用フレームをかけていただくと、「遠くの文字の輪郭がピタッと合う!」「目の筋肉が突っ張った感じがなくなった!」と、その瞬間から違いを実感していただけました。

プリズムレンズ処方後の変化

数週間後のご報告

🙎

お客様

「運転が本当に楽になりました!長距離運転の後はひどい頭痛があったんですが、今は全然違います。対向車との距離感もつかみやすくなって、運転への不安がなくなりました。もっと早く相談すればよかったです!」

👓

まどか

「本当によかったです。運転に関わる見づらさは安全面にも直結しますので、改善できて私も安心しました。何かあればいつでもご相談ください」

こんな症状があれば、まずはご相談を

あなたにも以下の症状に心当たりはありませんか?

内斜位が疑われる症状チェックリスト

☑ 視力は問題ないのに、遠くの看板・標識がダブって見える

☑ 長距離運転後の目の疲れや頭痛がひどい

☑ パソコン作業や読書は平気なのに、遠くを見るのがつらい

☑ 対向車との距離感がつかみにくいと感じる

☑ 夕方になると全体的に見づらさが増す

☑ 片目で見ると楽、両目だと落ち着かない

☑ 眼科で「異常なし」と言われたのに症状が続いている

⚠️ すぐに眼科を受診すべき症状

急に二重に見えてきた・日に日に悪化する・片側のまぶたが下がる・眼痛や強い頭痛・吐き気が伴う、といった症状がある場合は、まず眼科での精密検査をお勧めします。

「気のせいかもしれない」「大げさかもしれない」と思わず、その違和感を大切にしてください。特に運転に関わる見づらさは、安全性の面からも早めの対応が重要です。

八王子の眼鏡店まどかでは、予約優先制で一人ひとりの見え方に向き合っています。「相談だけでも」「今の眼鏡を見てほしい」という方もお気軽にどうぞ。

FAQ よくある質問

Q1: 内斜位はどこで検査してもらえますか?

一般的なチェーン眼鏡店や多くの眼科では両眼視機能検査を実施していないことが多く、内斜位は見落とされやすい状態です。眼鏡処まどかでは両眼視機能検査を標準で実施しており、斜位の有無・程度・プリズム矯正の要否を丁寧に確認しています。

Q2: 内斜位と外斜位では症状が違うのですか?

はい、大きく異なります。内斜位は遠くを見るときに目を外向きに開く力が必要なため、遠距離(運転など)で症状が強く出やすい傾向があります。外斜位は逆に、近くを見るときの寄り目が負担になりやすく、パソコン作業で疲れやすい傾向があります。

Q3: プリズムレンズは一般的な眼鏡店で作れますか?

プリズムレンズの処方には精密な両眼視機能検査と斜位量の測定が必要です。チェーン系眼鏡店では対応していないことがほとんどです。眼鏡処まどかでは検査から処方・レンズ加工まで対応しています。

Q4: 視力が良いのに目が疲れる原因として、内斜位以外に何がありますか?

乱視の未矯正・老眼の矯正不足・フィッティングのズレ・外斜位など複数の原因が考えられます。眼鏡処まどかでは、これらを一つひとつ確認できる検査を行っています。「視力は良いのに目が疲れる」という方は、まずご相談ください。

Q5: 子どもの内斜位は大人と同じ対応で良いですか?

お子さんの場合、斜位・斜視・弱視は早期発見・早期対応が特に重要です。臨界期(9歳ごろまで)に適切な矯正が行われないと、視機能の発達に影響することがあります。お子さんの目の違和感は、早めに専門店または眼科に相談することをお勧めします。