「最近、ものが二重に見えることがある」「夕方になると視界がにじんでダブって見える」——そんな経験はありませんか?
視力検査では問題ないと言われた。目に異常もないと眼科で診てもらった。でも、やっぱり何かおかしい気がする。
そのような方に知っていただきたいのが、「斜位(しゃい)」という目の状態です。斜位は、両眼視機能の問題と深く結びついており、ものが二重に見える・目が疲れる・頭痛がするといった症状の原因になっていることがあります。
そもそも「ものが二重に見える」のはなぜ?
私たちが「ものを見る」とき、右目と左目がそれぞれ少しだけ異なる角度から映像を取り込み、それを脳が一つの映像に統合しています。この仕組みを「両眼視機能(融像)」といいます。
両眼視機能が正常に働いていれば、右目と左目の映像はひとつに重なって見えます。ところが、何らかの理由で左右の視線が微妙にズレてしまうと、脳がうまく映像を統合できなくなり、ものが二重に見える状態(複視)が生じることがあります。
この「視線のズレ」の原因のひとつが、斜位です。
👁左目の映像
🧠脳がふたつの映像をひとつに統合 → 正常に見える
👁左目の映像(わずかにズレている)
🧠脳が統合しきれない → 二重に見える(複視)
斜位とは?——目のリラックスゾーンが正面以外にある状態
斜位とは、片目を隠したときに緊張から解放されてリラックスした目が内側・外側・上下のどこかに向いてしまう状態のことです。斜視(両目が常にズレている状態)とは異なり、斜位の方は日常的には両目の視線を合わせることができています。
ただし、その視線合わせは脳と目の筋肉が常に「補正作業」をすることで成り立っています。この補正に使うエネルギーが大きいほど、見ることへの負担になります。
斜位の種類
斜位にはいくつかの種類があります。
なぜ斜位があると二重に見えるのか
斜位があっても、多くの方は日常的にはものが二重に見えることなく生活できています。なぜなら、脳が「ズレを補正して映像をひとつにまとめる」作業を無意識のうちに行っているからです。
しかし、この補正能力には限界があります。疲れているとき・長時間のデスクワークの後・夕方以降・体調が優れないときなどに補正が追いつかなくなると、視線のズレが「見た目」に現れてきます。これが「最近二重に見えることが増えた」と感じる仕組みです。
また、眼鏡の度数が合っていない状態(過矯正や低矯正)だと、脳の補正作業がさらに増えるため、斜位の影響が出やすくなることがあります。
「視力は問題ない」のに症状が出る理由
一般的な視力検査(ランドルト環のような、片目ずつ確認する検査)では、両眼視機能の状態は測ることができません。片目ずつ見えていても、両目を同時に使ったときにうまく機能しているかどうかは、別の検査が必要です。
「眼科でも眼鏡店でも、視力には問題ないと言われた」という方が眼鏡処まどかにいらっしゃることがあります。そういった方の多くが、両眼視機能の検査をしてみると、斜位があることによる負担が見つかることがあります。
八王子・日野市・相模原市近辺で、視力検査では異常がないのに目の疲れや複視が続くという方は、ぜひ一度、両眼視機能の面からも確認してみることをおすすめします。
❌両目を同時に使ったときの連携状態
❌斜位の有無・方向・量
✅両目を同時に使ったときの連携・融像状態
✅斜位の有無・方向・量を数値で確認
眼鏡処まどかでの対応
眼鏡処まどかでは、一般的な視力検査に加えて、両眼視機能検査を行っています。斜位の有無・方向・量を測定し、その方の日常生活や症状に合わせた対応を提案しています。
斜位が見つかった場合、主に次のような対応が考えられます。
検査はご予約優先制で、一人ひとりに時間をかけて丁寧に対応しています。「二重に見えるのが気になる」「目が疲れやすい」という方は、お気軽にご相談ください。
八王子の眼鏡処まどかでは、予約優先制で一人ひとりの見え方に向き合っています。「相談だけでも」「今の眼鏡を見てほしい」という方もお気軽にどうぞ。

