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前回は抑制についてお伝えしましたが、もう一つ話しておきたいことがあったので前回に引き続き第2弾です!

第1弾では、気づかないうちに抑制(片目の情報しか脳に届いていない)という状態になっているかもしれませんよ、というお話でした。

今回は、両目の情報が届いてはいるけれどその質は低下したものになっているかもしれません、というお話です。

眼は網膜に像を結ぶことで鮮明な情報を取り入れることができますが、網膜上のどの部分でもよい訳ではありません

質の良い情報を取り入れるには、対象物に両目の視線をきちんと合わせて中心窩(ちゅうしんか)という部分で像を結ぶ必要があります。

ところが、気づかない視線のずれ(隠れ斜視)が大きかったりすることで上手に視線を合わせることが苦手な人もいるのです。

このような時に人はどうするかというとストレスを小さくするために『何となく中心窩に近づいたかな…』という時点で視線を合わせることを無意識に止めてしまうようになります。

やっかいなのは網膜の仕組み上ある程度でも視線を合わせれば両目で見ることができるようになっているため、この『なんとなく見ている』という状態でも大きな不自由を感じずに過ごすことができる点にあります。

この状態が長期間続いて固定化すると中心窩で見ることを忘れてしまい、鮮明度がいまいちな状態でしか物を見ることができなくなってしまう可能性も…

そうならないためにも以下のいずれかもしくは両方を組み合わせて、物の見方を改善していけるように当店では検査をしています。

  • 視線ずれを補正するプリズムが入った眼鏡
  • きちんと視線を合わせるトレーニング

「見える」という状態にも色々あることを知ってもらえたら嬉しいです。

なにか気になることがありましたらいつでもお気軽にご相談くださいね!

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