先日、昭島市から「左右で物の大きさが違って見える」「両目で見ると見づらい」とご相談いただいたお客様がいらっしゃいました。

眼鏡の作成をご希望でしたが、詳しく検査した結果、眼鏡での対応ではなく、まず眼科での精密検査をお勧めすることに。

遠方からお越しいただいたにもかかわらず、その場でお力になれなかった悔しさは今も胸に残っています。

それでも、お客様の目の健康を最優先に考える「適切な判断」こそが、専門店として最も大切だと思っています。

複雑な症状と検査結果

お客様の症状は「左右で見える物の大きさが違う」ことによる「両目のバランスの崩れ」でした。

不同視という左右の度数差によりそのような状態(不等像視)になることはあるのですが、今回は左右の度数差はほぼ無く、様々なレンズで矯正を試みても両眼の視力が1.0以上まで改善されることはありませんでした。

病的な要因がなければ適切な度数のレンズで1.0以上の視力に改善されるはずですので、今回のケースでは目の構造や機能に医学的な問題がある可能性を考慮することが必要です。

専門店としての「売らない勇気」

昭島市からわざわざお越しいただいたお客様に眼鏡をお作りできないとお伝えするのは、本当に心苦しいものでした。

しかし、安易に眼鏡を作ることで根本的な問題を見逃してしまう危険性があります。

時には眼鏡をお作りしないことが、お客様にとって最良の選択となると信じて、今回はこのような結論に至りました。

同じようなお悩みをお持ちの方へ

以下のような症状をお感じの場合は、ぜひご相談ください。

  • 左右で物の大きさや形が違って見える
  • 両目で見ると疲れる・違和感がある
  • 矯正しても十分に見えない

私たちは、お客様の症状を丁寧にお聞きし、眼鏡でできること・できないことを明確にしながら、最適な次のステップをご提案いたします。お客様の大切な目だからこそ、妥協のない判断で真の信頼関係を築いてまいります。