『久し振りに眼鏡を作ろうと思って…』
こう言ってご来店下さる方の中には、使用中の眼鏡の度数と実際に必要な度数が全く合っていない(弱すぎるor強すぎる)ケースが少なからずあります。
若いころ(特に思春期を迎える10代のころ)は度数が変動する時期であることはよく知られていますが、実は40歳ごろから2度目の変動期が始まるのです。
図にすると以下のようなイメージとなります。
日本人に多い近視を例に説明をしてきますね。(遠視は逆の動きとなります)
生まれてから20歳ごろまでは度数が強くなる傾向にあり、そこからしばらくは度数が安定します。
そして、40歳ごろからはこれまでとは異なり近視が弱くなっていくことに。
ちなみにですが、近視が弱くなる=遠くが見えるようになる=近くを見る際のピント調節の負担が増す、ということを意味します。
この年代はピント調節の筋肉の衰えを自覚する時期でもありますので、ダブルパンチで余計に眼の疲れを感じてしまうというわけですね。
パソコンやスマホの普及に伴い生活環境が大きく変わったため、20歳以降でも度数が変わることも出てきましたが、概ねは上図のような動きをすることになります。
『どうも最近眼が疲れるんだよなぁ…』という方は2度目の変動期による度数の変化が原因かもしれません。
健康診断などの簡易的な視力検査だけではちゃんとした原因を見つけるのは難しいため、気になることがありましたらお気軽にご相談ください!