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老眼と聞いたらどんなイメージを浮かべるでしょうか。

中高年の人たちが近くを見づらそうにしている…そんな図をイメージした人が多いと思います。

しかしスマホが普及した現在においては老眼は中高年世代だけの問題ではありません。

これまででは考えられないような近距離(20~30センチ)で画面を見続けることは、ピントを調節する筋肉に大きな負荷を与えます。

背よりも少し高いところに欲しいものがあるときってどうしますか?

ほとんどの人はつま先立ちをして取ると思いますが、近距離でものを見続けるというのはこのつま先立ちの状態がずっと続いているようなものなのです。

背伸びの状態で2時間耐えるように言われたらほとんどの人が『そんなの無理!足がつる!』となるでしょう。

でも、2時間スマホを使って下さいと言われればそこまでの抵抗感はあまりないのではと思います。

自分はまだまだ若いからといってこのような無理を続けていると、ピントを調節する筋肉が極度の疲労状態になり働きが鈍くなった結果として、老眼と同じような状態になってしまいます。(仮に2時間の背伸び状態を継続できたとしても、そのあとはきっと足がフラフラになりますよね…それと同じようなものです)

そうならないためにも出来るだけスマホの長時間使用は避けた方が賢明です。

とはいえ、そんなに簡単に習慣を変えるのは難しいですよね。

そんな場合は、遠くを見ているときは裸眼と同じ見え方で近くを見たときには手元が楽に見えるような眼鏡もあるので、そういった方法を検討してみるのもアリかもしれません。(既に眼鏡を使っている人は、そのレンズを交換して、遠くが見えるのに手元も楽な眼鏡にすることもできます!!)

ピントを調節する筋肉の疲労は徐々に溜まるのでつい無理をさせがちですが、代わりのない自分の眼ですから優しくしてあげてくださいね!

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