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日々仕事や家庭のことなどで色々なストレスを抱えている人がほとんどだと思います。

ストレスが溜まるとイライラしてしまうこともありますが、もしかしたらそのイライラは目の運動不足が一因となっているかもしれません。

米国オプトメトリスト(「ふたつの目をうまく使って効率よく見ているか?」といった見え方の健全性の専門家)の資格を持つ北出勝也氏が脳画像診断医の権威である加藤俊徳氏と行った検証(眼球運動時の脳の状態を測定)では以下のような結果になりました。

物を眼で追う「追従性眼球運動」を行っているときは、従来の眼球運動の司令塔といわれている部分の活動が見られたのですが、離れている物を視点をジャンプさせながら見る「跳躍性眼球運動」を行っているときには前頭葉のはるかに広範囲にわたり、血流の上昇活動が起こりました。
そして「副そう性眼球運動」、つまり「寄り眼」をしているときは、前頭葉の前のほうの部分(前頭前野)の、集中力や意志的な活動を司る部分が働いたのです。

また、血流の増加だけでなく脳波にも良い影響があることが分かりました。

人間の脳波は、大きくα波、θ波、β波の3つの状態に分けることができます。
「α波」とは、人が最もリラックスした状態で出る脳波です。
「θ波」は、さらにリラックスした状態。
「β波」は人が緊張したりイライラして活動しているときに出るものです。

最初の1分間は特に何もせず、眼を閉じて測定を行いました。このときはβ波がほとんどを占めていました(円グラフ(1))。次の1分間では眼を軽く動かしながら、測定しました。
この間はα波とθ波のバランスが非常によく、心の落ち着いた、理想的なメンタルコンディションであるといえます(円グラフ(3))。

精神的な落ち着きにも繋がるなんてちょっと驚きですよね!

デスクワークやスマホの利用など近距離を見ている時間が長くなると、気づかないうちに目の運動量も減ります。

そうなると、目を動かすことで脳をリフレッシュさせる機会もほとんど無くなってしまうため、そのことがストレスの増加の一因になっているのかもしれませんね。

ブルーベリーで有名なわかさ生活では以下のような動画を無料で配信しています。

『何だかイライラするなぁ…』なんて時には、目の運動を取り入れてリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

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