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視力が良い=良い目、なのでしょうか?

あなたは自分の目が良い目だと思いますか?
目の検査といえば、健康診断で行うような視力検査を思い浮かべる方が多いと思いますが、
日本では、遠くのものがハッキリと見ることができるかどうか、この事が良い目かどうかの判断基準となっています。

確かに遠くまでハッキリと鮮明に見えた方が優れた目であるように感じますよね。
しかし実はこの考え方には大きな誤りがあります。
目の機能には以下のようなものが存在しますが、一般的な目の検査では、これらのうちのほんの一部である視力のみを検査しています。

  • 対象物を立体的に捉える
  • 対象物までの距離を計る
  • 対象物の動きを捉える
  • 対象物を鮮明に捉える

あなた自身もしくはその周りに球技がとても苦手であったり、文章を読むのが苦手な人はいませんか。
そういった人たちは視力以外に問題があるのかもしれません。
たとえ視力は良くとも、視力以外の機能に問題があれば、生活の質を下げてしまうことになってしまいます。

このように視力が良い=良い目というわけではないことがお分かりいただけたでしょうか。
当店では以下の3つの理由から、視力が良い方にも眼鏡が必要であると考えています。

理由1 視力が良いほど近距離で物を見る際のピント調節が大きな負荷となる

視力というと遠くのものを見る力を示す指標というイメージがあるかと思いますが、実は視力には遠見視力(遠くのものを鮮明に見る力)と近見視力(近くのものを鮮明に見る力)の2種類があります。
そして遠見視力が良いほど、良好な近見視力を得るには大きな負荷がかかるのです。

遠見視力が良い場合、近くのものにピントを合わせるために水晶体(眼球内にあるレンズのようなもの)の厚みを筋肉で変える必要があり、この状態が長時間続くと眼精疲労の原因になります。

この負荷は、目的距離に合わせた必要最低限の視力に調整することで大きく下げることができます。
PC作業やスマホの利用時間が長くなりがちな現代においては、目にかかる負荷を抑えるためにも、このような眼鏡をかけることが必要と言えるでしょう。

理由2 視力が良いほど、眼球を内に寄せる負荷が高くなる

目を内に寄せる(これを輻輳と言います)負荷とピント調節には密接な関連性があります。
ピント調節をすれば目が輻輳し、目が輻輳すればピント調節を行う、といった関係です。
つまり視力が良い人ほど、近くを見る際に、ピント調節をすると同時に輻輳する筋肉にも大きな負荷をかけることになるのです。

輻輳している状態が短時間であればさほど気にする必要はありませんが、それが長時間続くようであれば、目的距離に合わせた適切な度数設定(隠れ斜視が場合にはそれを矯正する度数も)が必要となります。

理由3 目に入る光の量を調節する筋肉にかかる負担が大きくなっている

現代においては、仕事でパソコンは必須と言っても良いですし、そうでない方でもスマホを使用している方がほとんどだと思います。

これらのディスプレイからは目に刺激を与える光が絶えず出ているため、光の量を調節する虹彩をコントロールする筋肉の緊張状態が長時間に及んだ場合、眼精疲労の原因となり得ます。

回避策としてはレンズにカラーを入れるのがコスト的にも安く効果も高いですが、色が変わって見えてしまうことを気にする方や職場でのカラーレンズが許されない方は『レブラ』等の特殊なレンズ(無色のレンズですが、特殊なコーティングにより光をカットします)がおすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
これまでは健康診断でも視力さえ出ていれば、問題なしとされてきたと思いますが、目の健康を考える上では視力以外にも気を配るべきポイントがあります。
現代においては、視力の良い方ほど眼鏡が必要なのではないでしょうか。

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