先日親御さんと一緒にご来店いただいたのは学生のMさま。
これまでも眼鏡をかけようとしたことはあるが、酔う感じがしてしまい長時間かけられないということでした。
裸眼での見え方に困っていないのであればまだよいのですが、Mさまは眼精疲労などでお困りでしたので何とかお力になりたいと気合が入ります。
まずは現在ご使用の眼鏡を見させていただくと以下の気になる点がありました。
- 光学中心（レンズの中心で度数の精度が最も高いところ）と黒目の位置がずれていた
- フレームの大きさに対してレンズが大きい状態で仕上げられていたため、レンズが歪んでいた
- 現在の状態に対して左右の度数バランスが崩れていた
このような状態だからと言って必ずしも見え方の不具合に繋がるわけではありませんが、ひとつひとつの要素が重なることで大きな影響を与えることは十分あり得ると考えられます。
一通りの測定を終えて、上記の点を考慮した設定で仮の眼鏡を使って見てもらうと、『これなら気持ち悪くない。ちゃんと見えます。』とのお言葉。
少なくともMさまにとっては少なからず悪い影響を与えていたようでした。
見づらさを我慢していると、見ること自体がストレスになってしまい、勉強や趣味にも集中できません。
今回お作りする眼鏡を使うことで、Mさまの生活の質が少しでも向上することを願っております。
一つ一つは小さなことでもそれを積み重ねることで良質な眼鏡づくりに繋がるのだと改めて感じた事例でした！