以前に「イメージを変えられるようなお洒落を眼鏡を新調したい」とのことでご来店いただいた S様。

今回は健康診断で「視力が少し落ちている」と言われたことをきっかけにご相談くださいました。

改めて当店で詳しく測定を行ったところ、視力や度数に特に大きな問題はありませんでした。健康診断のときは、たまたま疲労によって視力が出づらかっただけのようです。

前回との違いに驚き

ただ、今回の測定で特に興味深かったのは、前回の測定時と比べて近視も乱視も大きく減っていたことです。

S様はお仕事でとても忙しく、前回ご来店いただいたときには目に大きなストレスがかかっていたようでした。

そのため、最初にレフ(機械による大まかな測定)で測った度数がかなり強く出てしまっていました。

そこで、緊張をほぐす測定法で再度調べた結果、実際にお作りした眼鏡の度数はレフで測定した値よりも弱めで済んだのです。

ところが今回、改めてレフで測ってみると、この時点で前回お作りした眼鏡の度数とほぼ変わらない値が出ました。

今回の結果からわかること

これはつまり、適切な眼鏡をかけて普段から目のストレスを減らしてきたことで、余計な緊張が和らぎ、普段からリラックスした見え方ができるようになった可能性が高いということです。

測定もスムーズに進み、改めて「目の緊張がいかに測定に影響を与えるか」を実感しました。

ストレスと測定の関係

ストレスで目が緊張すると、本来よりも強い度数が出やすくなります。そして、もしその状態で眼鏡を作ってしまうと、かえって“見づらい眼鏡”になってしまう危険があります。

だからこそ、普段から目に余計な負担をかけず、できるだけ自然にリラックスした状態で測定を行うことがとても大切になります。

今回のS様の事例は、そのことを改めて教えてくれました。