ここのところブルーライトカットについてお客様からご質問をいただくことが増えているため、簡単にではありますが改めてご説明をしておきたいと思います。
まず、ブルーライトカットの効果についてですが、メリットとデメリットをまとめると以下のようになります。※眼病のリスクを下げるの効果については諸説あるため、今回は対象外としています
- メリット①:コントラストが増す
- メリット②:眩しさが低減する
- デメリット①:黄色っぽく見える
- デメリット②:ゴースト(街灯などの明かりがダブって見える現象)の発生
これらのうちメリットに関しては個人差があり、明確な違いを感じる方もいれば、全く差を感じない方もいらっしゃいます。
一方でデメリットに関しては万人に共通するものであるため、ブルーライトカットをオプションでつけるかどうかはサンプルレンズでの見え方をよく確認してから決めることをおすすめです。
単純にパソコン作業の時間が長いから…という理由でブルーライトカットをつけてしまうと、場合によってはデメリットだけになってしまうことがあるのでご注意くださいね。
ちなみにパソコン作業時の疲労に有効な対策としては、
- ピント調節(近くを見る際は毛様体筋という筋肉を緊張させてピントを合わせます)
- 視線合わせ(視線をパソコンなどの対象物に向けるために寄り目をすることになります)
これらの負担を優先的に減らしてあげることが重要です。
眼精疲労の大きな原因となるこれらを考慮していなければ、たとえブルーライトカットのメリットを感じることが出来たとしても対策としては不十分なものになってしまいます。
まずは疲労の主な原因の対策を行う。そのうえで、使用状況などを考慮して必要に応じてブルーライトカットや薄いカラーのレンズなどの対策を検討する、ということを当店ではご提案しております。(ブルーライトカットについては視覚の発達に影響があるという説もあるため、目の成長途上にあるお子さんの場合は特に慎重に検討する必要があります)
眼鏡は身近なものでありながら、専門的な内容も多いため一般の方達に正しく伝えることが難しい商品でもあります。
当店では眼鏡をお作りする際に、疑問を残すことなく、しっかりとご納得していただけるように説明することを重要視しておりますので、気になることがありましたらお気軽にご相談くださいね!