先日当店で眼鏡を購入下さったN様。
お作りした眼鏡の具合が非常によいとのことで、予備の眼鏡も購入しに再度ご来店くださいました。
前回の測定からさほど期間も空いていなかったのですが、念のためオートレフ(大まかに目の近視や乱視などの度数を調べる機械)と先日作成した眼鏡を装用した際の視力測定を簡単に行うことにしました。
オートレフの結果は前回とほぼ同じで、こちらは予想通りでしたが、なんと視力検査を行うと前回よりも両目での視力がアップ(1.2→1.5)しています。
新しくお作りした眼鏡はこれまでお使いになっていた眼鏡の度数よりも弱くしたのですが、何故このようなことが起きたのでしょうか。
推測にはなりますが、Nさまは外斜位(目を閉じた際などリラックス状態になると目が外側にズレる個性)が比較的大きく、これまでは中心窩(網膜上で最も感度の高い部分)からズレた場所で物を見ている状態でした。
新しくお作りした眼鏡ではこの視線のズレを補正することにより、中心窩という感度の良いところで見られるようになったことで、度数を下げたにもかかわらず視力が向上したのではないかと思われます。
夜間での運転時に見えづらさを強く感じている方、免許の取得にどうしてもわずかに視力が足りない方など、もしかしたらお力になれるかもしれません。
また、中心窩からズレたところで見ていることが眩しさの原因になっていることもありますので、見え方で何かしらお困りの方はお気軽にご相談くださいね!