先日の記事に引き続き、白内障手術を検討する際の注意点について書いてみました。

先日いらしたI様は白内障手術を行い、多焦点レンズを入れたそうです。

多焦点レンズというのは遠くにピントが合った映像と近くにピントが合った映像が同時に見えるような仕組みになっているレンズです。

裸眼や眼鏡では経験したことのない見え方になるため、慣れるかどうかに個人差があり、多焦点レンズを採用する際にはお医者様とよく相談する事が必要になってきます。

おおよそのメリット・デメリットは以下の通りです。

■メリット

  • 裸眼で遠くと近くの両方が見えるようになり、眼鏡の使い分けなどが不要になる

■デメリット

  • 独特な見え方に慣れることが出来ない場合は、遠くと近くのそれぞれにピントが合った映像がごちゃまぜに見えてしまう
  • 単焦点眼内レンズに比べて見え方の鮮明度が落ちる場合がある
  • 夜間などの暗い環境でライトなどの光の滲みや流れを感じる場合がある(ハローグレア)

 

慣れることができれば多焦点レンズは素晴らしいものです。

ただ、前述のとおり慣れに個人差があり、多焦点レンズはまだまだ高価であるため(検査や薬剤など込みで100万円を超える場合もあります)、予算や見え方への考え方(鮮明に見たい、ある程度の鮮明さであれば気にしないなど)についてじっくりと相談をしながら決めることをお勧めいたします。

基本的には再手術での眼内レンズの交換は可能であるとはいえ、身体への負担があることには変わりはありません。

後悔しない選択をするためにも、さまざまなお医者様に相談するのもお勧めです。

眼鏡屋としての観点からのアドバイスであれば行えますので、ご希望の方はお気軽のお問い合わせくださいね!

 

この記事を書いた人

眼鏡処まどか 店主

視力検査では異常がないのに見えづらい、疲れる。そういう方のための検査を専門にしています。

2015年に両眼視機能検査の勉強と実践を始め、2019年(令和元年)に八王子で開業しました。ドイツ式のポラテストをベースに、一部米国式の測定法を取り入れています。

検査にかける時間は1時間が目安です。じっくりお話を伺う必要がある方や、見え方に繊細な感覚をお持ちの方は2〜3時間かかることもあり、度数が安定しない方には日を分けて数回に分けて測定することもあります。

開業以来、延べ2,000人以上。八王子だけでなく、日野市・相模原市、遠方では宮城県からもお越しいただいています。