「あれ?朝は大丈夫だったのに、夕方になるとパソコンの文字がぼやけてくる…」「デスクワークの後、目の奥がズーンと重くて、頭まで痛くなる」「在宅ワークが増えてから、前よりずっと目が疲れやすくなった気がする…」
そんな風に感じているあなた、もしかしたら遠視が原因かもしれません。遠視の方にとって、デスクワークって想像以上に目の負担が大きいんです。まどかにも、同じようなお悩みを持つ方がたくさんいらっしゃいます。今回は、その「なぜ?」と効果的な解決策について、分かりやすくお話ししますね。
朝は平気、夕方つらい――それ、遠視の「がんばりすぎ」かも
「遠くがよく見える目」という誤解
「遠視」って聞くと、「遠くがよく見えるんでしょ?」って思っちゃいますよね。確かに遠視の人の視力は高いことがほとんどですが、実は楽に見えているわけではありません。
遠視は、目に入ってきた映像のピントが網膜より奥で合ってしまっている状態。だから本当は、遠くも近くも大なり小なりぼんやり見えているんです。
「でも、遠視の人でも普通に見えてるじゃない?」 そう思われるかもしれませんね。
若いうちは目のピント調節力が強いので、網膜の奥にずれてしまったピントを無意識に合わせて「見えている」状態に調節します。でも、これって常に目の筋肉を緊張させている状態。見えてはいるけれど、実はずっと力んでいる――これが夕方になると感じるつらさの正体なんです。
夕方に起きる”調節疲労”
朝はまだ目の筋肉も元気だから、パソコンの画面や書類が比較的クリアに見えることが多いんです。でも、ずーっとデスクワークを続けていると、ピント合わせの司令塔である毛様体筋がだんだんお疲れモードに…。
そう、夕方になると「文字がかすむ」「焦点が行ったり来たりする」「目を細めるクセが出る」なんて症状が現れちゃうんです。さらに、ピント合わせと一緒に働く両目の寄せ(輻輳)とのバランスも崩れて見づらくなることで、頭痛や肩こり、集中力低下につながってしまうことも。
対策は2本柱。レンズで助ける+環境を整える
レンズに頼って「がんばり過ぎ」をやめる
遠視さんのデスクワーク疲れを軽減する一番効果的な方法は、適切なレンズで目の負担を減らすことです。
近方サポートレンズ: ピント合わせを助けてくれるレンズで調節をサポート。若いデスクワーカーさんにも相性良好です。
中近累進レンズ: ノートパソコンや書類など近くも見るけど、そこそこ遠くも見たい。そんな方にお勧めです。手元の作業領域が広く、PC~書類がラクに。夕方の目のかすみ、疲れを軽減します。
デジタルデバイス対応コーティング: 反射を減らしコントラストを向上。視認性を上げることで見やすさが一段上がります。
目的と作業距離に合わせて設計を選ぶことで、目の”オーバーヒート状態”を解消できるんです。
「レンズを変えただけで、こんなに楽になるの?」 そう驚かれるお客様も多いんですよ。
作業環境を工夫する
レンズだけでなく、ちょっとした環境の工夫も遠視さんには特に効果的です。
画面の位置調整:距離は50~70cm、目線はやや下へ。これだけでも負担がぐっと軽くなります。
20-20-20ルール:20分ごとに20秒、6m先を見る。目の力みを緩ませて疲れを軽減できます。
照明の見直し 手元は明るく、画面の映り込みは最小に。
フォントサイズ 「まだ老眼じゃないから…」と思わず、表示倍率を10~15%上げてみて。目の負担がすっと軽くなりますよ。
小さな工夫の積み重ねが、夕方の見え方に直結するんです。
眼鏡処まどかの強み。測定→レンズ選定→アフターフォローまで伴走します
調節力・両眼バランスまで丁寧に測定
遠視の度数測定やお持ちの調節力はもちろん、両目の仕事量のバランスまで整えるために当店では詳細なヒアリングも行っています。年齢や個人差、環境で求められる度数は大きく変わるので、お一人おひとりの状態をしっかり把握することが大切なんです。
一日の作業時間、使っているデバイス、デスクの環境…こうしたことも詳しくお聞きして、あなたの生活スタイルにぴったりのレンズをご提案します。机の奥行きやモニターの高さも伺い、レンズ設計とフィッティング(掛け具合・光学中心・前傾角)を合わせて最適化。こうした細かい配慮が、疲れにくさに直結するんです。
はじめての方も安心の「アフターフォロー」
オフィス用や累進レンズは慣れがカギ。「最初は違和感があって心配だった」そんなお客様も、適切なサポートで快適にお使いいただけるようになります。
装用後の見え方チェック、度数やかかり位置の微調整、快適にお使いいただくためのコツなど、ばっちり使いこなせるまでフォローします。あなたが「これ、すごく快適!」って思えるまで、責任を持ってとことんサポートしますからね。
こんなサインがあればご相談ください
もしかして、こんな症状に心当たりありませんか?
- 夕方になるとピントが合いづらい・文字がにじむ
- PC作業後に頭痛・肩こり・目の奥の重さを感じる
- 視力は問題ないのに、何とも言えない見づらさがある
- 遠くと近くを交互に見るとそれぞれの距離でピントが合うまでに数秒かかる
- まだ老眼には早いはずなのに手元がぼんやり
「気のせいかな?」と思う違和感こそ、見直しのサインです。 遠視は「気づかない屈折異常」とも言われていて、多くの方が無自覚のまま目に負担をかけているんです。
でも大丈夫。適切な検査と対策で、デスクワークの快適性は大きく改善できます。お気軽にご相談くださいね。