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眼鏡処まどかです。

昨日いらしたMさんは長年遠視で苦労をなさった方で、遠くも近くも見る際のストレスが大きく集中がそがれてしまうということでした。
特に最近は読書をする際などの見づらさに悩んでいたそうです。

そこでMさんは数か月前にモノビジョンレーシック(片方の目は遠く用、もう片方の目は近く用としてあえて視力差をつけるレーシック)を受けたそうです。

この手術のおかげで確かに以前よりは目が楽になったそうです。
ところが検査をしてみると右目は遠視がまだ多少残っている状態で、術前と比べてだいぶ改善はされているものの目に負担がかかっている状態には変わりありませんでした。

レーシック手術は現在の技術では厳密な度数調整が難しく、どうしても多少の誤差は出てしまうことがあるため、そのことは頭の片隅に置いておいた方がよいかと思います。(もちろんレーシックのおかげで救われた方もたくさんいらっしゃいますし、レーシック自体を否定するつもりは全くございません。ただ、あらゆることに当てはまることですが、メリットとデメリットについてそれぞれ理解したうえで選択なさることをお勧め致します)

またモノビジョンは「両目で見ることをあきらめ、距離に応じて目を使い分けする」という方法ですので、片目の負担は大きくなってしまいますし、両目で見ること得られる情報(距離感、立体感、広い視野など)を捨てることになってしまいます。

そのため、当店ではモノビジョンは最後の手段として考えており、可能な限り両目を使って見ることができるように眼鏡を作成しております。

すみません、ちょっと脱線してしまいました。。。

Mさんは 一日5時間ほど本を読む読書家で、更にパソコン作業も行うということで、今回はお手元が楽になる眼鏡を作成することになりました。
いずれ車の運転もしたいとおっしゃっていたので、そのためにも今回お作りする眼鏡をかけることで両目で見ることに慣れてもらうことが大事ですよとご説明させて頂きました。(運転時は広い視野、前方を走る車との距離感などが大事になってきますので)

実際に検査に進んだところ、度数や斜位(自分では気づかない視線のずれ)などでは特別変わったところはなかったのですが、両目で見る感覚が薄れているのか眼球運動のチェックではかなり動きがぎこちなくなっておりました。

そこでMさんと見え方について相談しながら、眼球運動の補助をするプリズムという度数を処方することに致しました。

この眼鏡で少しでもMさんの視生活が豊かになることを祈っております。

一生懸命お創りするので楽しみに待っていてくださいね!

それでは今日はこのあたりでお開き~

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