「まだ若いのに、読書や勉強ですぐ目が疲れてしまう」「スマホを見ているとすぐ休憩したくなる」——年齢的には老眼のはずがないのに、近くを見る作業が辛いという方はいませんか?
その原因の一つに、「輻輳過多(ふくそうかた)」——つまり寄り目が強すぎる状態があります。今回は、眼鏡処まどかを訪れた高校生Y君の事例を通して、輻輳過多による近見疲労と眼鏡での改善についてお伝えします。
近くを見るとき、目は2つのことを同時にしている
近くのものを見るとき、目は次の2つの動作を同時に行っています。
水晶体を厚くして近くにフォーカスを合わせる動き。カメラのオートフォーカスと同じ仕組みです。
両目の視線を対象物に合わせるため、目を内側に寄せる動き。近くを見るほど強く寄ります。
この2つは通常バランスよく連動しています。ピント調節をすれば自然と適切な量の寄り目になる——この調和が崩れると、若い人でも「近くが辛い」状態になります。
「寄りすぎる目」が疲れを生む——輻輳過多のしくみ
輻輳過多とは、近くを見るときに必要以上に強く目を寄せてしまう状態のことです。筋肉が常に過緊張状態になるため、ピント自体は合っているのに「見続けるだけで疲れる」という状態になります。
- 長時間のスマホ・タブレット使用による習慣化
- 近い距離での読書・学習が多い生活スタイル
- 目の個性(眼球の位置関係や筋肉のバランス)
- 強すぎる近視矯正による影響
Y君の事例:30分も集中できなかった本当の理由
詳しく測定させていただいたところ、Y君のピント調節の能力自体は問題ありませんでした。水晶体を厚くしてピントを合わせる力は十分にある。では何が問題だったかというと——
試着した瞬間——「ふっと抜けた感じ」
Y君には、過剰な輻輳を軽減するレンズ設計の眼鏡をご提案しました。試着していただいた瞬間の反応は、今でも印象に残っています。
これまで無意識のうちに目を酷使し続けていたことを、Y君自身が体感された瞬間でした。仕上がった眼鏡をお渡しした後、こんなご報告をいただきました。
こんな症状があれば輻輳過多かもしれません
- 読書・勉強をすると30分ほどで目が疲れる
- スマホやタブレットを見続けると目が辛くなる
- 近くを見た後、遠くを見るとしばらくぼやける
- 文字が二重に見える・にじむ感覚がある
- 目の奥が痛い・頭痛が起こりやすい
- 「若いのに老眼みたい」と言われたことがある
「視力は問題ない」と言われているのに近くが辛い方は、輻輳のバランスに問題が隠れているかもしれません。眼鏡処まどかでは両眼視機能検査でピント調節と輻輳の状態を数値で確認し、一人ひとりに合った対応をご提案しています。
八王子の眼鏡処まどかでは、予約優先制で一人ひとりの見え方に向き合っています。
「相談だけでも」「今の眼鏡で疲れる気がする」という方もお気軽にどうぞ。


