「乱視が入っているって言われたけど、慣れるまで大変だしできれば避けたい…」「乱視のレンズって歪んで見えるから嫌」
そんな風に、乱視を「厄介者」と思っている方、実は多いんじゃないでしょうか?
でも、ちょっと待ってください。乱視は実は快適な見え方には必須の存在なんです。適切な乱視矯正は、視界を「高画質」にアップグレードするような効果があります。今回は、誤解されがちな乱視の本当の価値と、「味方」にする方法について、詳しくお話ししますね。
なぜ乱視は「嫌われ者」になってしまったのか?
初めての乱視矯正での違和感がトラウマに
乱視が嫌われる最大の理由は、初めて乱視を矯正したときの違和感にあります。
今まで乱視を矯正せずに過ごしてきた方が、初めて乱視入りの眼鏡をかけると以下のように感じることが珍しくありません。
- 「世界が傾いて見える」
- 「床が浮いて見える、歪んで見える」
- 「気持ち悪い、酔いそう」
こうした違和感から、「乱視のレンズは合わない」「乱視は入れない方がいい」と思ってしまうんです。でも、これは脳が新しい正しい見え方に慣れていないだけ。多くの場合、数日から2週間程度で違和感は消えていきます。
実はすごい!乱視矯正がもたらす「高画質な視界」
メリット1:文字の輪郭がピタッとシャープに
乱視を正しく矯正すると、まず驚くのが文字の輪郭の鮮明さです。視界が「高画質」にアップグレードされたような感覚を味わえます。
お客様からよく聞く感想は以下の通り。
- 「文字の一画一画がくっきり見える!」
- 「今まで『見えている』と思っていたのは何だったんだろう」
- 「新聞の小さな文字がこんなに楽に読めるなんて」
- 「パソコン画面の文字が別物のよう」
これは、目の中で綺麗な焦点を結べるようになることで、像のにじみがなくなるからです。
メリット2:正確な距離感と立体感
乱視が未矯正だったり矯正不足だったりすると、目の中で綺麗な焦点を結ぶことができなくなるため、脳が距離感を正しく把握しにくくなります。
適切な乱視矯正によって以下のような改善効果が期待できます。
- 距離感が正確に: 階段の段差やボールとの距離がつかみやすくなる
- 立体感アップ: 物体がより立体的にに見える
- 空間認識の向上: 運転やスポーツでのパフォーマンスが向上
- 夜間視力の改善: 対向車のライトや街灯が滲みが軽減する
「乱視を入れると歪む」と思われがちですが、慣れてしまえば、距離感や空間認識においては乱視の適切な矯正はむしろ欠かせません。
メリット3:眼精疲労の大幅な軽減
未矯正の乱視があると、目は常にピントを合わせようとして、無意識に調節を繰り返します。
乱視を矯正することは、こういった疲労軽減にも効果が期待できます。
- ピント合わせの不安定さの解消
- 不要なピント調節の低減
「乱視を抜く」処方は本当に正解?危険な落とし穴
違和感を避けるための「弱め矯正」のリスク
「乱視を入れるとクラクラするから」といって、乱視度数を抜いたり、弱めたりする処方が行われることがありますが、これは長期的にはデメリットの方が大きいです。
- 最高視力が出すことができない
- 常にピントが甘い状態が続く
- 目の疲れやすさが根本的に解消されない
違和感はずっと続くものではなく、徐々に減っていくことを知る
乱視矯正による違和感は、脳が新しい見え方に適応する過程で生じる一時的なものです。
そして、この違和感は毎日かけることで以下のように少しずつ減らしていくことができます。
- 1~3日目: 違和感が強い(階段や段差に注意)
- 4~7日目: 徐々に違和感が減る
- 1~2週間: ほとんど気にならなくなる
- 1ヶ月後: 「これが普通」になり、手放せなくなる
この一時的な違和感を乗り越えれば、その先には「疲れにくく、鮮明で、立体的な視界」が待っています。
違和感を最小限にする段階的アプローチ
「乱視は入れたいけど怖い」という方にも、無理なく慣れていただけるようサポートします。
- 乱視の特性や矯正するメリットをお伝え
- 測定中の装用感を確認しながら度数を調整
- 反応を見ながら必要に応じて完全矯正へ移行
- 非球面・両面非球面レンズで自然な見え方に
一人ひとりの感受性に合わせて、最適な乱視矯正を実現します。
こんな症状があれば、未矯正の乱視が隠れているかも
以下のような症状がある方は、未矯正または不正確な乱視矯正が原因かもしれません。
- 文字の輪郭がぼやける、にじむ
- 縦線と横線の見え方が違う
- 細かい文字が読みにくい
- 夜間の光が線状に伸びて見える
- 視力は悪くないはずなのに疲れやすい
- 長時間の読書やパソコンで集中できない
- 夕方になると特に見づらい
- 目を細めて見る癖がある
何となく気になることでもお気軽にご相談ください!!


