この数カ月の間で世間を賑わせている『急性内斜視』という言葉。
短期間の間に黒目が内側に寄った状態で固まってしまう症状を指し、特に若年者の間で急増しています!
スマホの利用率の変遷は以下のとおり。
2014年:小学生(4年生以上)19%、中学生44%
2017年:小学生(4年生以上)32%、中学生60%
ー内閣府調査よりー
そして日本小児眼科学会と日本弱視斜視学会による2019年の調査によると、急性内斜視と思われる患者を診察した眼科医はこの1年間で4割以上にのぼり、診察した眼科医の約8割が『スマホなどの使用が原因となっている可能性がある』と答えました。
画面が小さいスマホは眼に近い状態(眼から20センチほど)で見てしまうことが多く、そのことにより黒目が大きく内側に寄った状態となってしまうんです。
短時間であれば問題は無いのですが、ゲームや動画などに夢中になってしまうと黒目が内側に寄った状態が長時間続くことも珍しくありません。(私もついついAmazonプライムで映画を見てしまったり。。。)
こういったことが積み重なると寄り目になった状態で眼の筋肉が凝り固まってしまい、急性内斜視が発症する場合があるというわけですね。
予防法として近距離用の眼鏡を作るという手段もありますが、まずはスマホの使用習慣を見直すことが重要です。
スマホとの距離を30センチ以上にすることや、30分につき5分~10分程度の休憩を挟むのがお勧めですよー。
これらの工夫をしても目が疲れてしょうがないという方は場合はご相談くださいね!