当店では検査の前に問診票を書いてもらっており、その中にはお客様の自覚がある困りごと(眩しい、2重に見えるなど)に関する項目が含まれています。
検査を行う上ではさまざまな要素を考慮して度数を決定していくのですが、上記の困りごとの有無が度数決定においてとても重要な役割を果たすのです。
ただ、自覚だけを頼りにしていては見落としをしてしまう場合があるんですね。
人間の脳は「快」を好みを好み、「不快」を避けるようにプログラムされています。
この仕組みがあるおかげ(せい?)で、実際には負担がかかっている状態でも、「不快」という感覚から逃れるために、知らず知らずのうちに慣れてしまうことも珍しくありません。
その結果、自覚としては「問題なし」となっていても体は悲鳴をあげていることも…
そんな場合もあることを踏まえて、まどかでは必ず全員に両眼視機能検査を行っております。
この方針を採っていることで、これまでご本人が認識していなかった視機能不良の見逃しを防ぐことが何度もできました。
一般的な検査に比べて細かく検査を行う関係上、お客様には貴重な時間を割いて頂くことになってしまい申し訳ないのですが、より良い眼鏡づくりの一環としてご理解いただけると嬉しい限りです。