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眼精疲労により眼を開けているだけでも辛くなってしまい、日々の仕事はもちろんプライベートでの読書や映画鑑賞などでさえ嫌気がさしていませんか。 そのまま放っておけば、眼の不快感だけではなく、頭痛・吐き気・目眩など様々な症状を引き起こすことになります。

仕事でのパソコン作業、スマホでのゲームや動画鑑賞など、現代社会は眼を酷使する環境にあります。 『目が疲れる』、『目が痛い』といった症状が出る疲れ目は誰にでも経験があると思いますが、そうした症状が寝ても取れない、少しマシになってもすぐに辛くなる、そうなってしまうとそれはもう眼精疲労という状態と言えるでしょう。

この記事では眼精疲労の原因、そしてそれを和らげ、日常生活を楽に過ごせるようになる方法について紹介します。

眼精疲労の原因

そもそも眼精疲労になる原因とは大きく分けて以下の3つがあります。 それぞれについて見ていきましょう。

病気によるもの

  • ドライアイ 眼球の表面(角膜〈かくまく〉や結膜〈けつまく〉)が乾燥する病気です。 乾燥により角膜表面に細かな凹凸が生じることで、眼に入ってくる光が拡散し、視力に悪影響が出ることがあります。
  • 緑内障 網膜の視神経に異常が発生し、視野が狭くなる(見える範囲が狭くなる)病気です。 徐々に進行するため気づくにくい病気ではあり、治療が遅れると失明することもあります。 40歳以降に発生しやすい病気であるため、その年代の方は定期的な検査を受けることが肝要となります。 緑内障の患者さんは眼圧(眼球の内圧)が高い人が多く、眼圧が高いときには頭痛が起きやすくなります。
  • 白内障 眼の中でレンズの働きをする水晶体が濁ってしまう病気です。 水晶体を通った光を網膜に映すことで対象物を認識するため、濁ることで視力が低下したり、光が乱反射してまぶしさを感じたりなど、眼精疲労の原因となります。 白内障は手術で治せますが、手術後は人工の水晶体になってしまうため、それが眼精疲労を起こすこともあります。
  • 眼瞼下垂 まぶた(眼瞼)が垂れ下がってくる病気です。 視野の上のほうが見えにくくなるため、見る際にハッキリ見ようと眼の周辺に力を入れることで、眼精疲労の原因となることがあります。

生活環境によるもの

  • 作業内容が細かい 商品に傷がないかの検品作業や、図面などに記載された小さな文字や数字を見る場合には、注意してみる必要があるため、通常よりも力みが生じた見方になります。
  • 作業環境が暗い 夜間の室外での作業など、対象物がぼんやりと見えるため、なんとかハッキリ見ようとすることで、眼やその周辺に力みが生じます。
  • 近距離での作業時間が長い 人間の目は構造上、近くを見ることが得意ではありません。 近くを見る際にはピントの調節や目線を見たいものに合わせる筋肉に大きな負担がかかるため、その状態が長時間に及ぶと大きな疲労となります。

近視や遠視などの未矯正・矯正の過不足によるもの

  • 近視や遠視、乱視などの未矯正・矯正の過不足 眼に入ってきた光を水晶体が屈折させ網膜に像を結ぶことで、人は対象物がハッキリ見ています。 しかし、近視などがある場合は(これを屈折異常といいます)、網膜上にうまく像を結ぶことができていない状態となり、その見えづらさから疲労へと繋がります。 この状態
  • 老眼の未矯正・矯正不足
  • 隠れ斜視(斜位)の未矯正・矯正不足

眼精疲労の対策

このように原因には様々なものがあり、これらが重なることが症状にでていることがあります。 適切な眼鏡を使うことで、

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